こんにちは、うつ病を経験したゆりです。
私はうつ病を理由に、休職と復職を繰り返した経験があります。

休職は3回、期間は合計すると1年以上でした。
今振り返ると、休職中はどうしていいか分からず、無意識に休職を長引かせる行動をしていたと思います。
今回は、休職経験者の私が「休職中にやって後悔した」と思うことをまとめてみました。
休職中にやって後悔したこと4つ
1.仕事や職場のことを考える
特に休職したばかりの頃は、「自分の参加していたプロジェクトは大丈夫だろうか」「同僚や同期は自分の事をどう思っているだろうか」など、仕事や職場のことを考えて不安になることが多かったです。
休職中は仕事や通勤時間が無くなるため、時間を持て余しがちになり、自然と考える時間が増えると思います。
ですが、仕事や職場のことを考えて不安になることにメリットは何もありませんでした。考えても回復が早くなるわけではなく、ただ不安を掻き立てて更につらくなるだけだからです。
「今自分は仕事や職場のことを考えているな」と気付いたら、つらい気持ちが増大しないうちに、別の事をして考えることを強制終了してみるのがオススメです。

私はよく好きなゲーム実況者さんの動画を観て、無理やりにでも考えないようにしていました。
2.自分を責める
考えることの延長で、自分を責めてしまうことは日常茶飯事でした。
- 「休職するために、仕事を同僚に丸投げしてしまった。迷惑をかけた自分はダメだ。」
- 「休職をすることになったのは、生活習慣やメンタルを管理できていなかったからではないか。社会人なのに自己管理できなかった自分が情けない。」
- 「両親に育ててもらったのに病気になり休職してしまった。立派な大人になれず申し訳ない。」
自責を続けた結果、「消えたい」という気持ちが頭を支配してしまい、とてもつらかったです。
ただ、事実ベースで考えてみると、誰かに「お前はダメだ」「居なくなってほしい」と言われたわけではありませんでした。自分で自分を追い詰めていただけだったんです。
とはいえ、無意識に自責してしまうことは良くあることなので、1.と同様に「今自分を責めているな」と気付いた時点で考えることをストップしてみるのが良いと思います。
3.寝すぎる
考えすぎて疲れたので寝る、休まなければという想いから寝る、というのはよくあると思います。
私は寝すぎた結果、昼夜逆転して生活リズムが乱れ、更にメンタルを悪化させてしまいました。

「自責する→疲れて寝る→昼夜逆転→自責する」という負のループに何度もハマりました。
私がハマった負のループの場合、「昼夜逆転をしたことによる自責」は昼夜逆転を治せば解消されます。そのため、家族に協力してもらい、眠くても日中は頑張って起きて直したりしていました。
生活リズムを乱すほど寝る、というのは更にメンタルを悪化させる恐れがあります。少し体がつらいとは思いますが、更に心がつらくなる前に、生活リズムを元に戻してみるのはとてもオススメです。
4.新しいことを始める
私が休職中に新しいことを始めようと思った時、「何かしなければいけない」といった『焦り』が動機になっていました。あまり調べずに始めたり、そもそも本当にやりたい事なのか自分と十分に向き合わずに始めてしまい、全てがうまくいきませんでした。
そして、うまくできなかった自分を責めるという結果に至りました。
休職中に新しいことを始めてうまく行くことも勿論あると思いますが、うまくいかなかった時の反動が凄まじいです。私の場合も、自分が思っていた何倍も強かったのでとてもしんどかったです。
ただでさえ心が繊細になっている中で、100%うまくいくという確証が無い挑戦はとても危険です。
「やりたい」「挑戦してみたい」という気持ちはとっても大切だと思うので、行動に移すのは回復してからがオススメです。『元気になったらやりたいリスト』のようなものを作ってみるのも良いと思います。
まとめ
休職中に私は考えすぎたり寝すぎたり、色々挑戦したりしてたくさんつらい想いをしました。
私が休職中に知りたかったことは以下になります。
- 考えても回復が早くならない、ただ不安を掻き立てて更につらくなるだけ
- 自責は自分を追い詰めるだけの行為
- 休もうと寝すぎて昼夜逆転すると、更にメンタルが悪化してしまう
- 新しいことを始めてうまくいかなかった時の反動が凄まじい
自分に優しく無理をせずに過ごしていれば、自然と回復に向かうと思います。
つらい想いが少しでも和らぎますように。
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